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江戸筆   佐久間 悟

 

江戸筆の起源は、江戸時代中期に、商人の台頭と共に「寺小屋」が急増し、庶民の間にも筆が普及し大量に需要される時代となり、江戸の筆職人の技術もさらに進歩し、多くの江戸名筆を生んだ。現在主流の製法「練り混ぜ法」は元禄期に細井広沢により確立された手法で、明治5年の学制発布とともに急速に広まった。

 関東大震災、第二次世界大戦の惨禍により、筆職人の多くは東京を離れたが、東京に残った筆職人は高級筆の製造に活路を見出し、技術技法の継承を図りました。

 又、私たちはプロ書家に合わせた筆を製造することで、製造技術を日々進歩改良しています。

現在では、馬毛・イタチ毛・羊毛など(下写真参考)を主原料に作る事が多く、種類によっては狸毛・山馬毛・ムジナ毛を使う事もあります。

篁 四 号
兼毛筆7分

最高級材コリンスキー毛(イタチ毛)を最大限に活かして仕上げた筆。

楷書・行書・草書など幅広くの書体に対応できる、強弱感のある美しい線が表現できる筆です。

羊毛と茶馬毛を主原料に仕上げた筆。

条幅1行書きに適したサイズで、楷書・行書・草書と幅広くの書体に対応する、柔らかい線が表現できる筆です。

胎毛筆
(赤ちゃん筆)

生まれて初めての毛(胎毛)を使用して仕上げる記念筆。

直接ご来店頂いて、赤ちゃんの髪の毛をカットさせていただき仕上げます。

※髪の毛の長さ等、お断りする場合もあります。

矢立 平安

松尾芭蕉を始め、偉人達に愛用された矢立。

江戸時代以前に作られた、天然素材にこだわった矢立を製造する方が少ないので希少価値のある商品です。

又、筆先が変えられる仕様ですので、好みの筆先にアレンジできます。

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